2006-01-06

砂漠でブロードバンド:インマルサット衛生通信

inmarsat_man_desert地震・台風・洪水・大雪と災害ニュースが頻繁に流れています。阪神淡路大震災では、被災地域内の病院が機能しない状態でも患者が殺到したり、近くの受け入れ可能な病院がガラガラだったりという問題がありました。

これは、通信回線が被害を受けた事による病院間の連携不能によるもの。有線電話ダメ、携帯電話ダメ、ホットラインはあるかもしれないけどこれも有線でダメ。

一般市民が通話を控えれば携帯電話も有効に機能したかもしれませんが、まずはムリ。平常時の救急車⇔病院間の連絡もケイタイが使われていますのでかなり困ります。

そこで、

KDDIは、インマルサット第4世代衛星を用いた最大492kbpsの高速データ通信サービス「インマルサットBGAN (Broadband Global Area Network) サービス」の提供を、2005年12月より開始しましたのでお知らせします。
「インマルサットBGANサービス」は、日本ではKDDIが唯一の通信事業者として、インマルサット社 (本社: ロンドン) との直接提携により販売します。

というニュースリリースが出ました。

これは、地球の軌道上に3つの第4世代衛星を打ち上げて、通信端末と直接交信する通信サービスを始めるいうもの。端末が動作すれば地上の施設は必要ありません。(コントロールセンターは必要)

今回の新しい通信衛星を利用すると最大492kbpsの通信スピードを得られるとのこと。これは、一応ブロードバンドとうたっていますが、大きい画像・動画などがないWebとか、テキストのみのメールでは十分使えるでしょう。

月額基本料金が5,000円からとお安いんですが、端末が高そうです。一世代前のインマルサット端末価格がUSサイトで$3,000~$15,000程度という表示でした。個人じゃムリですね。

病院を始め、地方自治体・消防・警察などはぜひ備えておいて欲しいですね。空きベッドがリアルタイムにわかれば。。。

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2006-01-02

空から届く緊急地震速報

conf7_01 モバイル放送株式会社は、放送サービスで使用しているSバンド波の特性や放送システムの特長を活用した防災放送の実現化を目指し、 平成18年1月に『Sバンド防災放送実験協議会』を設立いたします。
 本協議会は、有識者・行政・防災機関・民間企業などからのご意見を基に協議を行い、 各種の実験と検証を通じてSバンドの特性を活かした次世代の防災放送を実現化し、社会に貢献していくことを目的としています。

という年末に出されたニュースリリースを見つけました。これは、通信衛星から2.6GHz帯で放送されている「モバHO!」(モバイル放送サービス)を使って防災情報を配信しようという試みのニュースです。

放送電波にはいろんな種類がありますが、衛星から電波を発し移動体端末で受信できるのは「モバHO!」だけ。ラジオやテレビの電波が届かない山間部でも小さいですが映像で情報が得られます。

というウリのモバHO!ですが、防災情報の配信にも使える感じがします。今回検討されているのは、気象庁が予定している「緊急地震速報」の配信です。震源近くのセンサーで捕らえたP波を計算し、大きい揺れのS波到達時刻を予測するというものです。

電話回線や地上の中継所を経由する無線では、地震情報を送る前に中継施設の被害が発生する可能性があります。衛星通信では、他の通信方式に比べれば被害に遭いにくいですね。

「ピーピー、15秒後に震度6弱の揺れが来ます」

というような警報を出す実験が今年中に2回行われる予定となっているようです。本番が来ないうちに実用化して欲しいものです。

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2005-12-08

「緊急地震速報」サービス

quickinfo地盤観測・地表電流・FM電波・雲・動物・・・と、まぁ地震を予知しようとする試みはいろいろあるわけですが、どれも実用になっているものはありませんね。この先、どれぐらい時間をかければ完成するのかもわかりません。

そんな不確定な技術を求めるより、事が起こってから考えましょう!・・・なんて言うとノンビリ聞こえますが、実は早いのです。

地震の時に発生する波にはP波とS波がある!というのは聞いたことがあると思います。ところで、PとSってなんの略?って思ったことありますよね。

地震波の縦波は、地震波の中で最も速く伝わることからラテン語で「最初の」という意味を表す"primae"(英語の"primary"の語源)の頭文字をとって、P波と呼ばれています。また、横波はP波の次に速く伝わることから、ラテン語で「2番目の」という意味の"secundae"(英語の"secondary"の語源)の頭文字をとってS波と呼ばれています。

はい、雑学ゲット!話を戻して、
この最初に来るP波を検出して地震予知、いや警報に活用しようと言うものです。このようなシステムは、JRの新幹線では1992年から導入されているようですが、今回のニュースでは、「地震センサー」→「気象庁」→「ANET」→「鉄道事業者」と速報を中小の鉄道まで流せるようになるそうです。平常時には回線のチェックを怠らないようにして欲しいものです。

震源からの距離にもよりますが、大きい揺れのS波が来る10秒~60秒程度前に警報が出せるようです。数十秒あれば新幹線はだいぶ速度が落とせるし、家庭でもテーブルの下に潜り込むぐらいは出来ますね。是非、家庭用にも警報装置を開発して欲しいなぁ~。

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